モザイクアートとは、小石や大理石、色ガラスやタイルなどで、様々な模様や絵を表現する技法のことです。
モザイク装飾の歴史は古く、一番古いものは紀元前4000年頃のウルク遺跡から発掘されています。また、ローマ遺跡からも多くのモザイクが見つかっており、建物の床や壁面を幾何学模様や宗教画などで装飾されたものが、現在のイギリスからヨーロッパ各地、北アフリカとローマ帝国が支配した広範囲で発掘されています。
その後の東ローマ時代には、キリスト教の布教のため、色ガラスを仕様した教会内装飾が多く制作されて、現在でもイスタンブール(トルコ)やラヴェンナ(イタリア)には、その時代のモザイクが保存されています。