聖母子像モザイクの額装

やっと額装を選びに行きました・・・

近頃、毎日雨ばかりの東京・・・・マリア様のモザイクを額装したいのになかなかタイミングが合わずにいましたが、昨日やっと額縁を選ぶことが出来ました。

アトリエからプチプチに何重にも包んで段ボールで補強して・・・タクシーに乗れば良いのに（そもそも・・・タクシーを使う気がなかったので雨が問題だったのですが・・）両手にかかえて駅まで歩き電車へ・・・重かった。

なんとか額装屋さんに着いて「あの・・・またお願いしたいのですが・・・」と包みをゴソゴソひらいたら・・

お店のスタッフの方が「おーーー！」と感嘆の声をあげてくれて！心の中でニマッ(^^)としました。

額装を毎日しているプロのスタッフも素晴らしい絵画は毎日目にしていても、こんな石で出来たモザイクは珍しいらしく・・・・少し持ち上げては「お・重いですね」やら「こちらはどの様な場所に飾られるのですか？教会ですか？」と興味津々です。もちろん彼らはプロですから、無駄な質問をしている訳ではなく、すべての情報を鑑みて最適な額縁を選びたいと考えているのです。ただ、その質問の中に個人的な興味をいだいていることが言葉の感じから伺い知れて・・・・そんな微妙な温度差を！額装のプロが興味をもってくれているというほんの些細なことで、作家としての私はテンションがあがります。まあ作家に気持ちよく高価な額縁を選ばせることも含め、彼らはプロなんでしょうけど・・・

そこからがまた大仕事。お店の方２名と私とでモザイクに合いそうな額縁のサンプルを一つ一つ合わせて・・・「これは全体が締まりますね」やら「こっちのほうがモザイクが映えるかな」など悩むこと一時間・・・気に入ったもの数点の見積もりを出してもらい、また悩むこと数十分。けして優柔不断ではない私も、額装は毎回悩んでしまいます。どれもしっくり合うような・・合わないような・・・

でも、決まるときはやはり一瞬の閃きを大切にして・・・・今回はどんな額装になったかはまた後日。